胃がん 手術後 食事の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
今年の4月、胃の内視鏡検査を受けたところ、胃がんにおかされ胃の出口がふさがりかけていた為、ステントを入れる処置をした。その後7月頃、胃が痛み、病院で薬をもらって飲んだが、痛みがとれなかった。
胃の痛みがとれなかった為、他の病院に行ったが断られた。漢方薬を思い出し、ウエマツ先生にご相談した。
住所:川越市 イニシャル:A 年齢:86歳 性別:男性
すすめられた漢方薬を飲んだら、たちまち胃の痛みがなくなり、食事もおいしくとれるようになった。今は胃の痛みもなく、食べられる量は少ないが、グラタン、ヒレカツ、コロッケ、餃子など好きなものを食べられるまでになった。
むくみ、貧血などもあるので、すすめられている漢方薬を一生けんめい飲んでいる。
~悩んでいる方へ一言~
考えてないでとにかく行動にうつすこと。
血色素が減ってきたことから胃の検査をすすめられ、その結果4月にがんがわかり、スキルス性胃がんと診断されました。しかしすでに腫瘍が大きいので抗癌剤治療などはしないで胃の入口に食べ物が通らないのでステントを入れただけでした。
輸血をしたら元気になり退院したのですが、固形物が痛くて食べられず、90kgあった体重が40kgになってしまいました。
7月に漢方薬を希望して娘さんが来店されました。本人がこられませんが、やせているし高齢ですので「陰虚(潤いが足りないタイプ)」と考えて、「陰虚」の痛みに効く漢方薬を出しました。これがとてもよく効き、現在10月末ですが「喜びの声」に書かれた通りです。
もしこの方に、体質に合わない痛みの漢方薬を出していたら、痛みはさらにひどくなったと思われます。漢方は「弁証」といって体質を8種類に分けて漢方薬を出します。その「弁証」を正しくできるのには、長年の勉強が必要です。
このスキルス性胃がんは胃の粘膜ではなく内側にできるので、発見しにくくむずかしいがんで、以前アナウンサーの逸見さんが罹り、大手術となりニュースになったことがあります。痛みはつらいものです。
痛みが楽になり、食欲が出れば毎日元気に過ごすことができます。それがご病人にとって一番です。
担当 薬剤師 国際中医専門員 植松光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7